用心棒、ラクドス/Rakdos, the Muscle様で統率者デッキを組みたいお話

EDH

カルロフ邸殺人事件の次のセットで、別次元の話だからラヴニカが関係なくなると思ったか?
プレインズウォーカー以外も次元間を移動できるようになったからやっぱりラヴニカの統率者だよ!

楽しそうなお顔が素敵


今回気になっているのは新しいラクドス様。
ギルドの本拠地「リックス・マーディ/Rix Maadi」の奥深くで暮らしており、滅多に地上に出てくることはないそうです。

ラクドス様のおうち


機械兵団の進軍の時の戦争が楽しすぎて、心躍る騒乱がなかなか見つからなかったようですが、サンダー・ジャンクションではウキウキですね。やっぱり物事は自ら行動起こすのが大事ですね。さすが1万X年以上生きてるデーモンは世の理を理解しておられる。


アクルという今回のボス的存在のドラゴンとタイマンして勝てるラクドス様もさすがすぎる。ラヴニカのパルンズやべーわ。

蠍・ドラゴンとかいうわけわからん生物


今回のストーリー読んでいると、もしかしてラクドス様はニヴ=ミゼット様とタイマンしたいのではないかと勝手に思ってます。

ギルドパクトのミゼット様。おうちは建築中

背景ストーリーは無料だからしっかり読もう。カード使いたくなるから。実際、今回使いたくなったのもストーリーの影響。
また、ストーリーではジェイスについても興味深い展開が・・・(ここで語るには長くなりすぎるので省略します)

やはりマジック界の主人公でしたね。続きが楽しみ

さて、そんな機械兵団の進軍はなんだったんだというおもしろ背景ストーリーは置いといて実際の性能を見てみましょう。

守りたい、この笑顔

伝説のクリーチャー デーモン・傭兵
飛行、トランプル
あなたがこれでないクリーチャーを1体を生け贄に捧げるたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上にある、そのクリーチャーのマナ総量に等しい枚数のカードを追放する。次のあなたの終了ステップまで、あなたはそれらのカードをプレイしてもよく、それらの呪文を唱えるために任意のタイプのマナを支払ってもよい。
これでないクリーチャー1体を生け贄に捧げる:ターン終了時まで、用心棒、ラクドスは破壊不能を得る。これをタップする。毎ターン1回しか起動できない。
6/5

気になる点は三つ
その一:あなたがこれでないクリーチャーを生け贄に捧げるとそのマナ総量分相手のデッキトップを追放し、次のあなたの終了ステップまで使用できる。
その二:傭兵である
その三:コストなしでクリーチャーを生け贄にできる

傭兵である、というのはサンダー・ジャンクションからのキーワード能力、無法者に関係していますが、古いカードにはリクルートする能力持ちがいます。

カテラン組合の首領

リクルートとは【(X),(T):あなたのライブラリーから、マナ総量がY以下の傭兵(Mercenary)パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。】のようにデッキから直接戦場に出すカードのこと。

まあ、ライブラリーにいないといけないので統率者として指定する場合はそこまで関わり合いはないか。ちなみにラクドス様としては初のデーモン以外のサブタイプです。

コストなしでクリーチャーを生け贄にできる、というのはいろいろなコンボで使えますが、残念ながら悪用されないように毎ターン1回しか起動できません。「イマースタームの捕食者/Immersturm Predator」とは違い対象取られて対応、更に対応というのはできません。一つ目の能力で簡単にLOできるから仕方ないね。

スタン期にもぐもぐ別のクリーチャーを食べてるのをよく見た

さて、そうなるとやはり本命であるその一の方向性でデッキを組みましょう。
黒赤と言えばサクリファイス、というくらい最近のリミテッドアーキタイプでは押されていますからね。
無限に1マナ以上のクリーチャーが戦場に出て、生け贄にできればLOが狙えます。そんな都合のいいカードがあ・・・りますね。そう、「墓所這い/Gravecrawler」+「ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar」のコンボ。戦場に他にゾンビが必要ですがゾンビは優秀なのが多いですからね。プレイヤー1人を対象とするなので、自分自身を対象にとってコンボパーツを探しに行くことも可能。意外と器用ですね。使えるカードの枚数制限がないので7枚追放したら実質7枚ドロー。

ゾンビはしぶとい
無限マナ製造機

マナ総量分追放を考えれば重いクリーチャーを生け贄に捧げたいですがそうすると出した時のマナがもったいない。「マイアの処罰者/Myr Enforcer」や「滞留者の相棒/Sojourner’s Companion」のような実質0マナで出せるクリーチャーが良さげかも。「溶鉱炉の暴君、チス=ゴリア」もいれてアーティファクト寄りにするのも手ですね。「巧妙な偶像破壊者、ダレッティ/Daretti, Ingenious Iconoclast」がいるように黒赤も青に次ぐアーティファクト使いが上手い色ですからね。
アーティファクトが好きなので黒赤アーティファクトで組んでみましょう。

親和と言えばこれ。0マナ4/4はさすが
パウパーでは0マナ4/4の8枚体制はダメでした。パウパー禁止組
9マナだが実質3マナで出せる。ラクドス様で実質9枚ドローが可能
たまーにレガシーのテゼレッターにいますね

「ゴブリンの溶接工/Goblin Welder」「ゴブリンの技師/Goblin Engineer」
赤でファクトと言えばこれ。溶接工の場合、自分のマナファクトを「ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine」のようなデカブツに変えられます。技師はマナ総量3までという制限がありますが、墓地に落とせるのがグッド。さらにアーティファクトの生け贄の為、アーティファクトクリーチャーを生け贄捧げて起動すればラクドス様の効果も誘発します。

ワムコでお馴染み


最近だとレガシーのペインターで「ケイオス・ディファイラー/Chaos Defiler」が釣られてるようですね。ウォーハンマーの影響で良さげなアーティファクトクリーチャーが増えているんですよね。もう一度チェックしなくてはいけない。

赤単ペインターで大活躍中

(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 工匠(Artificer)
(T):プレイヤー1人がコントロールするアーティファクト1つと、そのプレイヤーの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。両方の対象がこの能力の解決時に適正である場合、そのプレイヤーはそのアーティファクトを生け贄に捧げると同時にそのアーティファクト・カードを戦場に戻す。
1/1

5枚目以降。重くなって起動に赤マナ必要だけど十分

(1)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 工匠(Artificer)
ゴブリンの技師が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚を探し、それをあなたの墓地に置き、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
(赤),(T),アーティファクト1つを生け贄に捧げる:あなたの墓地からマナ総量が3以下のアーティファクト・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
1/2

戦場に出ただけでなく、死亡した時も誘発するのが強い。あとデーモン。各対戦相手なのもいいね

(3)(黒)(赤)
アーティファクト クリーチャー — デーモン(Demon) 構築物(Construct)
トランプル
バトルキャノン ― ケイオス・ディファイラーが戦場に出たか死亡したとき、各対戦相手につきそれぞれ、そのプレイヤーがコントロールしていて土地でないパーマネント1つを選ぶ。それらのうち無作為に選んだ1つを破壊する。
5/4

「イルミノール・スゼラス/Illuminor Szeras」はタップでマナ総量分の黒マナを出せるので、相手のデッキからカードを奪いつつ、使うマナを確保できる。本人もアーティファクトの為、アーティファクトシナジーがある。ウォーハンマーのカードも見直しが必要ですね。

3マナ3/3の最低限のボディもち

(2)(黒)
伝説のアーティファクト クリーチャー — ネクロン(Necron)
魂の奥義 ― (T),これでないクリーチャー1体を生け贄に捧げる:その生け贄に捧げられたクリーチャーのマナ総量に等しい数の(黒)を加える。
3/3

「秘本に縛られし者、プロスパー/Prosper, Tome-Bound」はラクドス様の効果で追放したカードをプレイするたび宝物トークンを生成でき、相性がいい。ただ、高い。海外だと人気が高いイメージの統率者。

毎ターンアドが稼げる

(2)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — ティーフリング(Tiefling) 邪術師(Warlock)
接死
秘奥義 ― あなたの終了ステップの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。次のあなたのターンの終了時まで、あなたはそのカードをプレイしてもよい。
契約の恩恵 ― あなたが追放領域にあるカードをプレイするたび、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。
1/4

「無慈悲な略奪者/Pitiless Plunderer」も宝物トークンを出すカード。こいつは無限コンボによく使われるので有名でしょう。

宝物トークン出す回数に制限ないからね、無限しやすい

(3)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
あなたがコントロールしている他のクリーチャーが1体死亡するたび、宝物(Treasure)トークンを1つ生成する。(それは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
1/4

「無情な屍技術師/Ruthless Technomancer」はETBでクリーチャーを生け贄にし、パワー分の宝物を生成します。で、3マナ+X個ファクト生け贄でX以下のパワーをもつクリーチャーを釣れます。うーん、悪さできそう。とは言え、黒赤カラーだと明滅そんなにないので(あっても死亡した時戦場に戻すくらい)ETBの使いまわしはめんどくさそう。

自分のクリーチャーを宝物に変換できる

(3)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
無情な屍技術師が戦場に出たとき、あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、そのクリーチャーのパワーに等しい数の宝物(Treasure)トークンを生成する。
(2)(黒),アーティファクトX個を生け贄に捧げる:あなたの墓地にありX以下のパワーを持つクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。Xは0にできない。
2/4

「キーパー・オヴ・シークレット/Keeper of Secrets」「情熱的な考古学者/Passionate Archaeologist」
こちらのカードは手札以外からと追放領域から呪文を唱える度に火力が飛ぶ呪文です。キーパー・オヴ・シークレットは同じデーモンなので良さげですが背景の情熱的な考古学者は厳しいかも・・・

こちらもウォーハンマー産

(5)(赤)
クリーチャー — デーモン(Demon)
先制攻撃、速攻
苦しみのシンフォニー ― あなたがあなたの手札以外から呪文を唱えるたび、対戦相手1人を対象とする。キーパー・オヴ・シークレットはそのプレイヤーにその呪文のマナ総量に等しい点数のダメージを与える。
6/4

背景選択持ちじゃないとねえ

(1)(赤)
伝説のエンチャント — 背景(Background)
あなたがオーナーである、統率者であるすべてのクリーチャーは「あなたが追放領域から呪文を唱えるたび、対戦相手1人を対象とする。このクリーチャーはそのプレイヤーに、その呪文のマナ総量に等しい点数のダメージを与える。」を持つ。

最後に紹介するのは「Sacrifice」と「Burnt Offering」

唱えるコストで生け贄にしたクリーチャーのマナ総量分マナを出すカードです。ちがいは赤も埋めるかどうか。点数でみたマナコストがでかいクリーチャーを扱うこのデッキとはとても相性がいいです。唱えるだけでドローできるようなもん。しかも生け贄はコストなのでマナを加える能力が打ち消されても、ラクドス様がいれば被害は少ない。

カード内容と今の裁定違うので注意

(黒)
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
生け贄に捧げられたクリーチャーのマナ総量に等しい量の(黒)を加える。

sacrificeの実質上位互換

(黒)
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
(黒)と(赤)の組み合わせのマナX点を加える。Xは、生け贄に捧げられたクリーチャーのマナ総量である。

ラクドスカラーは組んだことがない中で、最初に組むのがラクドス様になるとは思わなかったんだ。すごい楽しそうなラクドス様に惹かれてしまった。

ラクドス様カラーと言った方がよかったか?

オマケ
過去のラクドス様。

「穢すものラクドス/Rakdos the Defiler」

初代

(2)(黒)(黒)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — デーモン(Demon)
飛行、トランプル
穢すものラクドスが攻撃するたび、あなたがコントロールするデーモン(Demon)でないパーマネントのうち、端数を切り上げた半分を生け贄に捧げる。
穢すものラクドスがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分がコントロールするデーモンでないパーマネントのうち、端数を切り上げた半分を生け贄に捧げる。
7/6

攻撃するたび生け贄できるが、対象がデーモン以外のパーマネントなのが問題。能力誘発で除去されたらきつい。

「暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots」

起きたばかりだそうです

(黒)(黒)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — デーモン(Demon)
このターン、対戦相手1人がライフを失っていないかぎり、あなたはこの呪文を唱えられない。
飛行、トランプル
あなたの対戦相手がこのターンに失ったライフ1点につき、あなたが唱えるクリーチャー呪文は、それを唱えるためのコストが(1)少なくなる。
6/6

こちらは殴る事に特化しているラクドス様。コスト軽減は悪用できますね。

「名演撃、ラクドス/Rakdos, the Showstopper」

自軍だけ全破壊やめてくださいラクドス様

(4)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — デーモン(Demon)
飛行、トランプル
名演撃、ラクドスが戦場に出たとき、デーモン(Demon)でもデビル(Devil)でもインプ(Imp)でもない各クリーチャーにつきそれぞれ1回コイン投げをする。
コインが裏だった各クリーチャーをそれぞれ破壊する。
6/6

無差別破壊。とは言えラクドス教団に所属しているデーモンとデビルとインプは許されます。「破壊」の為、用心棒には合わないですね。

「混沌の守護者、ラクドス/Rakdos, Patron of Chaos」

ドローができる。FTと能力があってますね
10,000歳と2,500歳のちがいなんてわからんよ

(4)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — デーモン(Demon)
飛行、トランプル
あなたの終了ステップの開始時に、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは土地でもトークンでもないパーマネント2つを生け贄に捧げてもよい。そのプレイヤーがそうしないなら、あなたはカード2枚を引く。
6/6

退屈してるらしいラクドス様です。他のラクドス様に比べて能力が穏やかですね(当社比)

そして、5種類目がこれと。ニヴ=ミゼット様は6種なので負けていますね。まあ、ミゼット様は5色になっていますからね。

統率者デッキ「最重要指名手配」

他の構築済み統率者デッキも跳ね上がるのかどうかわからなくて買えない・・・

[青白ゲーマーのプレイ記]はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC

コメント

タイトルとURLをコピーしました