【EDH】知りたがりの学徒、タミヨウで統率者デッキを組んでみた(2025年版)

EDH

本記事は、2024年6月12日に公開した「知りたがりの学徒、タミヨウで統率者/EDHを組みたい話」を、2025年時点のブログ構造・記述スタイルに合わせて加筆修正したものです。

デッキパワーはおおよそブラケット2~3を想定しています。


■ 統率者:知りたがりの学徒、タミヨウとは?

《知りたがりの学徒、タミヨウ / Tamiyo, Inquisitive Student》は、プレインズウォーカーの覚醒前と覚醒後を表現した両面PWサイクルの1枚です。
『マジック・オリジン』以来となる両面PWサイクルで、あれからもう9年。小1が高1になるレベルの時間が経過していると思うと、文字にするとちょっとこわい。

● 表:知りたがりの学徒、タミヨウ / Tamiyo, Inquisitive Student

2025年11月現在、なぜかまだレガシーで使える
  • コスト:(青)
  • タイプ:伝説のクリーチャー ─ ムーンフォーク・ウィザード
  • 能力1:攻撃するたびに調査(手掛かり・トークン生成)
  • 能力2:各ターン3枚目のカードを引くと変身条件を満たす
  • サイズ:0/3 飛行

青1マナで出せる伝説のクリーチャーであり、EDHでは統率者として非常に軽いスタートを切れるのが大きな特徴です。
《路上芸術家、エラント》《K-9 マークI型》に次ぐ、青単1マナ伝説シリーズの3枚目でもあります。

防衛持ち
コンパニオンとして使おう

※2025年11月現在、《傑出した発明家、レディ・オクトパス / Lady Octopus, Inspired Inventor》も青1マナ伝説クリーチャーとして追加されています。

ただしパワーは0なので、殴り勝つことはできません。
殴る理由はあくまで「継続して手掛かりトークンを生むため」というのがポイントになります。

● 裏:老練の学匠、タミヨウ / Tamiyo, Seasoned Scholar

1マナPWでやっていいことじゃないぞ
  • タイプ:〔緑青〕 伝説のプレインズウォーカー ─ タミヨウ
  • +2:擬似的な攻撃抑制(攻撃してきたクリーチャーを-1/-0)
  • -3:インスタントかソーサリーを墓地から回収(緑ならマナも出る)
  • -7:ライブラリー半分ドロー+手札上限なし紋章

奥義は「山札半分ドロー」なので、撃てばほぼ勝ち。


■ タミヨウ統率者の強みと弱み

● 強み

  • 1マナ統率者なのでゲーム開始からテンポが良い
  • 攻撃するだけで手掛かりトークンを増やせる
  • 手掛かり=ドロー源なので、ロングゲームに強い
  • 裏面PWは墓地回収・奥義含めて継戦能力が高い
  • 青+緑が絡むため、アーティファクト&トークンシナジーが豊富

● 弱み

  • 0/3なので、単体ではダメージレースに関わりにくい
  • 各ターン3枚目のドローで強制変身するため、表面を維持したいときに困ることもある
  • 裏面PWになるとヘイトを集めやすい
  • 手掛かりシナジーを詰め込みすぎると「やることが多すぎる」盤面になりがち

「裏面に積極的に変身させてゲームを支配するか」「あえて変身させず、ひたすら手掛かりでアドを稼ぎ続けるか」でデッキの方向性が変わってきます。


■ デッキの基本方針(2025年版)

このタミヨウ統率者デッキは、ざっくり分けると以下の軸を持った構成を目指します。

  • ① 手掛かりトークンを量産する軸
    タミヨウの攻撃/クリーチャー展開/誘発能力で、とにかく手掛かりを増やす。
  • ② 手掛かりを「マナ」や「サイズ」に変換する軸
    トークンをマナに変えたり、+1/+1カウンターやボードアドバンテージに変換して勝ち筋にする。
  • ③ 手掛かり&アーティファクトを「一斉にクリーチャー化」して殴る軸
    《絡み集めの海藻》や《いざ動け》などで、トークンの塊をそのままフィニッシャーにする。

この記事では主に「手掛かりを並べてから全員で殴りにいく方向性」を意識してカードをピックアップしています。


■ キーカード&シナジー解説

ここからは、実際にタミヨウ統率者で使いたいカードたちを紹介していきます。


● 《革新のアーチ道 / Archway of Innovation》

伝説っぽいけど伝説ではない

土地
あなたが島をコントロールしていないかぎり、革新のアーチ道はタップ状態で戦場に出る。
(T):(青)を加える。
(青),(T):このターンにあなたが次に唱える呪文は即席を持つ。

タミヨウの攻撃で手掛かりトークンが増えてくると、実質マナファクトの束になります。
そこに「呪文に即席を与える土地」が加わることで、ビッグスペルをターン前倒しで撃ちやすくなります。


● 《世界歩きの兜 / Worldwalker Helm》

(2)(青) アーティファクト
あなたが1つ以上のアーティファクト・トークンを生成するなら、代わりに、それらのトークンと追加の地図トークン1つを生成する。
(1)(青),(T):あなたがコントロールしているアーティファクト・トークン1つを対象とする。それのコピーであるトークン1つを生成する。

  • タミヨウの攻撃で出る手掛かりに、さらに「地図トークン」がついてくる
  • コピー能力で手掛かり/地図/宝物などを増産可能
  • 地図で探検させてタミヨウのサイズを上げる動きも○

青の3マナ域としてはかなりの爆発力を持つ1枚で、「手掛かり+地図+コピー」で盤面のアーティファクト密度を一気に底上げしてくれます。


● 《秘密の複製機 / Esoteric Duplicator》

(2)(青) アーティファクト ─ 手掛かり
あなたが秘密の複製機やこれでないアーティファクト1つを生け贄に捧げるたび、(2)を支払ってもよい。そうしたなら、次の終了ステップの開始時に、そのアーティファクトのコピーであるトークン1つを生成する。
(2),これを生け贄:カード1枚を引く。

  • 手掛かり以外のアーティファクトも複製できる
  • 「あとで戻ってくる」タイプのコピーなので、盤面を減らさず生け贄にできる

単体性能というよりは、「手掛かりをコストにするカード」との組み合わせで真価を発揮するカードです。


● 《暗号動物学者、ローニス / Lonis, Cryptozoologist》

(緑)(青) 伝説のクリーチャー ─ 蛇・エルフ・スカウト 1/2
これでもトークンでもないクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、調査を行う。
(T),手掛かりX個を生け贄:対戦相手のライブラリー上からX枚公開し、X以下の土地でないパーマネント1枚を踏み倒し。

  • タミヨウと「調査し合う」関係で手掛かりを増やせる
  • マナを使わずに手掛かりをパーマネントに変換できる
  • 相手のライブラリーから奪うので、ワイワイ系の卓だと盛り上がる

ただし、使いすぎるとヘイトを集めやすいので、卓の空気を見ながら起動したいカードです。


● 《Lonis, Genetics Expert》

(1)(緑/青)(緑/青) 伝説のクリーチャー ─ 蛇・エルフ・探偵 1/2
進化
+1/+1カウンターが置かれるたび、その回数だけ調査。
手掛かりを生け贄に捧げるたび、別のクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個。

  • 手掛かりサクる → カウンターが飛ぶ
  • タミヨウや他のアタッカーを一気に巨大化できる
  • 英語版しかないのが少しだけハードル

「タミヨウで殴りに行く」プランを支えてくれる1枚です。


● 《オペレーション・ダブル、オスグッド / Osgood, Operation Double》

(2)(青)(青) 伝説のクリーチャー — 人間・エイリアン・多相の戦士 2/2
唱えたときに伝説でないコピートークンを生成。
(T):(◇)を加える(アーティファクト関連専用マナ)。
パラドックス ― 手札以外から呪文を唱えるたび、調査。

  • 出た瞬間に実質2体分のボディ+マナクリ
  • フラッシュバックなどを絡めると手掛かりが増える
  • 4マナマナクリなので、曲線的にはやや重め

「ドクターフーもちゃんと見たいけど、最近のコラボ作品数が多すぎて追いきれない問題。」


● 《敏腕記者、パイパー・ライト / Piper Wright, Publick Reporter》

(1)(青) 伝説のクリーチャー — 人間・探偵 1/2
プレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、その点数分だけ調査。
手掛かりを生け贄に捧げるたび、クリーチャー1体に+1/+1カウンター。

  • タミヨウと同じく「殴ると調査」持ち
  • 手掛かりサクる → カウンターばら撒きで盤面強化
  • タミヨウと並べたいカード

● 《絡み集めの海藻 / Tangletrove Kelp》

(5)(青)(青) アーティファクト・クリーチャー — 手掛かり・植物 6/6
護法(2)
各戦闘の開始時、これでないあなたのすべての手掛かりは6/6の植物クリーチャーになる。
(2),これを生け贄:カード1枚を引く。

  • 大量の手掛かりがいきなりフィニッシャーに変身
  • アーティファクト・クリーチャーなのでサーチもしやすい
  • 重量級なので、着地する頃には場にトークンが山ほど並んでいる想定

『カルロフ邸殺人事件』の統率者デッキに収録されています。


● 《3代目ドクター / The Third Doctor》

(2)(緑)(青) 伝説のクリーチャー — タイム・ロード・ドクター 2/2
トランプル。
あなたがコントロールしているクリーチャーでないトークン1つにつき+1/+1修整。
ETBで手掛かり/食物/宝物トークンのいずれかを生成。

  • 手掛かりを並べるだけで急にマッチョなドクター
  • トランプル持ちなのでフィニッシャー候補
  • トークンを減らすと弱くなる点には注意

● 《不屈の追跡者 / Tireless Tracker》

(2)(緑) クリーチャー — 人間・スカウト 3/2
上陸:土地が出るたび調査。
手掛かりを生け贄に捧げるたび+1/+1カウンター。

  • 「手掛かりと言えばこの人」と言っていいレベルの代表格
  • ランプと組み合わせると、あっという間に巨大クリーチャー
  • ここまで値段が落ちるとは…という感想もセットで

● 《500年日記 / Five Hundred Year Diary》

(3)(青) 伝説のアーティファクト — 手掛かり
タップイン。
(T):あなたがコントロールしている手掛かり1つにつき(青)を加える。
(2),これを生け贄:カード1枚を引く。

  • 実質《トレイリアのアカデミー》的な働きをするマナファクト
  • タミヨウ+ローニス系カードと合わせるととんでもない青マナを出せる
  • 出るタイミングにはタップインがややネック

● 《ウルヴェンワルドの謎 / Ulvenwald Mysteries》

エンチャント
トークンでないクリーチャーが死亡するたび調査。
手掛かりを生け贄に捧げるたび、白の1/1人間・兵士トークンを生成。

  • 「手掛かりを割る行為」におまけがつく優秀な置物
  • ボードが減りにくくなるので、除去合戦になっても戦いやすい
  • トークンシナジーとも自然に噛み合う

● 《サイバードライブの起動者 / Cyberdrive Awakener》

(5)(青) アーティファクト・クリーチャー — 構築物 4/4 飛行
他のアーティファクト・クリーチャーは飛行を持つ。
ETB:あなたの非クリーチャーアーティファクトがすべて4/4アーティファクト・クリーチャーになる(ターン終了時まで)。

  • 《絡み集めの海藻》より広い範囲をクリーチャー化
  • 飛行付与で一気に致死圏内までダメージを伸ばせる
  • 一時的な変身だが、回避能力付与が強い

● 《いざ動け / Rise and Shine》

(1)(青) ソーサリー
アーティファクト1つを0/0クリーチャー化し、+1/+1カウンター4個。
超過(4)(青)(青):あなたの全ての非クリーチャーアーティファクトを同じように4/4にする。

  • 基本的には超過前提で使いたいカード
  • 手掛かり・宝物・地図などが一斉に4/4へ
  • カウンターが乗るため、《サイバードライブの起動者》よりも継続的な脅威になる

「毎ターン確実に手掛かりトークンを増やせる」というタミヨウの強みを最大限に活かすフィニッシャー候補です。


■ 2025年以降のアップグレード候補

2024年以降も「調査」「手掛かり」「アーティファクトトークン」をサポートするカードはどんどん追加されています。
新セットのカードで:

  • 手掛かり生成をさらに加速するカード

などを見かけたら、このタミヨウ統率者デッキのアップグレード候補として常にチェックしておくと楽しいと思います。

今回の『アバター:伝説の少年アン』では相性のいい「水の技」がありますが、白が混ざったりしてしまっているのが残念ですね。
《水の部族の希望、カタラ / Katara, Water Tribe’s Hope》が青単色だったら……。

《鏡の精体》ともいうべきカード

アバター:伝説の少年アンを買う


■ まとめ

  • 《知りたがりの学徒、タミヨウ》は1マナで出せる手掛かりエンジン兼統率者
  • 毎ターン攻撃→調査という動きだけで、自然にアドが取れる
  • 手掛かりをマナやサイズに変換するカードを組み合わせて、ロングゲームで強さを発揮
  • 《絡み集めの海藻》や《いざ動け》などで、トークンの山から一気にゲームを決めにいける
  • 裏面PWタミヨウをメインに据えた別軸構築も、いつかしっかり形にしてみたいところ

「毎ターンコツコツ調査していたら、いつの間にか盤面がとんでもないことになっていた」──そんなタイプの統率者が好きなら、タミヨウはかなりおすすめです。


本記事の内容はカジュアル〜中堅卓(ブラケット2〜3程度)を想定しています。卓の雰囲気やパワーレベルに合わせて、全体除去やコンボパーツなどは各自調整してください。

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