【Pauper】クリスタル・ドメイン調整録Ⅰ ― 5つの地を巡り、版図を完成させる

パウパー

はじめに

事の発端は、「Paupergeddon Summer 2026」のデッキリストを眺めていた時でした。

https://paupergeddon.com/Stats/Paupergeddon_0726/Paupergeddon_0726.html

大量のデッキが掲載されている中、「Others」に分類されていたドメインデッキが目に留まります。

使用者はstikaさん。

昔のパウパーに存在した《ナイレアの存在》を使う【ドメイン・アグロ】とは少し違い、基本土地タイプを持つ2色土地とランパンを利用して版図を成立させる構成でした。

キャントリップ付きのエンチャント

そのリストを見て、まず思ったことがあります。

これなら、FF14版《遥か見》である《新たなる冒険》を使えるのでは?

本編では登場しないキャラ

FINAL FANTASY XIVの“ひろし”こと光の戦士が描かれた《新たなる冒険》を、せっかくなら実戦で4枚使ってみたい。

そこから、

《遥か見》で探す土地もFF版にできるのでは?

となり、

だったら他のカードも、FF版が存在するものはどんどん換装できるのでは?

と、少しずつFF要素が増えていきました。

そうして調整を始めたのが、今回のオリジナルデッキ【クリスタル・ドメイン】です。

なお、元になったPaupergeddonのドメインリストを日本語で確認したい場合は、noteでパウパー情報を発信しているるーめりさんが、晴れる屋に日本語リストを登録しています。

元リストのカードを日本語で確認したい方は、そちらを見ると分かりやすいと思います。

https://note.com/lumely/n/n7a8a3c58b2bf#d2fddd60-20b8-411e-8430-6b1ba0118332

https://www.hareruyamtg.com/decks/1374570?display_token=14f96a.ca66fa23745fa4&utm_source=deckembedder&utm_medium=note&utm_campaign=1374570

FFテーマにする。ただしFF縛りにはしない

最初から「FFカードだけでパウパーデッキを作る」というつもりではありませんでした。

カードが足りなさすぎる。全体で約130種程度しかない(FF統率者収録も含む)

あくまで目標は、

パウパーで普通に戦えるドメインデッキを作り、そのうえで性能を落とさずFF版にできるカードを積極的に使うこと。

そのため、

《メリアの先導》
《ボーラスの占い師》
《熟考漂い》
《儚い存在》

など、FFとは関係のないカードも普通に採用しています。

ちなみに《ボーラスの占い師》がこのデッキだと優秀すぎて抜けられない。

ランパンは拾える、というわけだ

一方で、

《遥か見》
《自然の知識》
《三顧の礼》
《稲妻》
《渦まく知識》
《殺し》
《「黒魔術士」の杖》

などはFF版へ。

イラストが好きからピン差しというのもある

さらに、基本土地タイプを持つ2色土地や基本土地も、可能な限りFF仕様にしています。

MOだと地味に値段する

結果として、現在のメインデッキでは60枚中30枚以上がFF仕様となっています。

テーマデッキとしての見た目を残しつつ、プレイ面では妥協しない。

このくらいのバランスを狙っています。

【ドメイン・アグロ】ではなく【ドメイン・コントロール】へ

パウパーにおける【ドメイン】というと、昔から《野生のナカティル》《部族の炎》などを使ったアグロデッキが存在しています。

【ドメイン】というか【ZOO】

ここ最近はあまり聞きませんが。

今回目指しているのはそちらではなく、ランパンを利用した【ドメイン・コントロール】です。

基本的な流れは、

《遥か見》
《自然の知識》
《三顧の礼》

でマナを伸ばしながら、基本土地タイプを揃える。

その後、

《影の予言》
《部族の炎》
《メリアの先導》

など、版図を参照するカードを最大性能で使っていきます。

2点ライフルーズの代わりにインスタントになった《食糧補充》と言えば強さがわかるはず

5種類の基本土地タイプが揃えば、

《部族の炎》は2マナ5点。

《蛹》も《テラー》も顔面も焼ける優秀なカード

そして、

《メリアの先導》は戦場に出るだけで5点。

カヴーではなく上のエルフが本体。赤い単色のエルフって珍しいね

序盤は盤面を処理しながらゲームを長引かせ、ある程度版図が整ったところから5点単位で一気に相手のライフを詰める。

これが現在の【クリスタル・ドメイン】の基本プランです。

《ナイレアの存在》を使わず、ランパンで版図を作る

【ドメイン】デッキでは《ナイレアの存在》を使い、土地1枚にすべての基本土地タイプを与える方法もあります。

ただ、今回は採用していません。

理由は、

「版図を成立させるためだけのカード」をできるだけ入れたくなかったから。

その代わり、

4 《遥か見》
1 《自然の知識》
1 《三顧の礼》

という6枚のランパンを採用しています。

FF版が存在しているというのは、《北方行》にはない利点ですね。

どう考えてもこっちのほうが強い

ランパンなら、

  • 版図を進める
  • 土地そのものが増える
  • 《熟考漂い》《メリアの先導》などの重いカードへ早く到達する

という複数の仕事をしてくれます。

一度基本土地タイプを揃えてしまえば、《ナイレアの存在》型とは違い、除去されて突然版図が崩れることもありません。

《浄化の野火》はきつそうですが。

ランデスでよく見る一枚

最近だと、トロンに入っている《巨人の大岩》でも版図が崩されそうですね。

トロンが増えていると聞くが?

現在の構築では、版図を成立させること自体を特別な行動にせず、

「普通にランパンしていたら自然に版図5になっている」

状態を目指しています。

ランパンは《遥か見》4枚へ

調整初期は、

2 《遥か見》
2 《自然の知識》
2 《三顧の礼》

という構成でした。

しかし、実際にMTGOで回してみると、《遥か見》の方が明らかに安定しました。

そのため現在は、

4 《遥か見》
1 《自然の知識》
1 《三顧の礼》

としています。

《自然の知識》《三顧の礼》は、本来なら森をアンタップ状態で出せることがメリットです。

しかし、このデッキで探す基本土地タイプ持ち2色土地はタップイン。

そのため、アンタップ状態で出せる利点をほぼ活かせません。

※一応、3マナある状態から森をアンタップインで持ってくれば、2+2の4マナの動きは可能です。

一方、《遥か見》は平地・島・沼・山を探せるため、不足している基本土地タイプを揃えやすい。

現在は、

《遥か見》4枚がメインのランパン。

《自然の知識》《三顧の礼》は、

5枚目・6枚目の《遥か見》

くらいの感覚で採用しています。

もちろん、《自然の知識》はFF7、《三顧の礼》はFF10、《遥か見》はFF14版が存在するので、ランパン6枚をすべてFF仕様にできるのも嬉しいところです。

FF7版
FF10版

《のたうつ蛹》から《つぶやく神秘家》へ

調整初期には《のたうつ蛹》も採用していました。

シンプルに強い

単純なカードパワーで言えば非常に強いカードです。

ただ、このデッキで使ってみると、

「4マナ払って強いクリーチャーを出す」

という部分だけが、少し独立しているように感じました。

そこで変更したのが、

《つぶやく神秘家》

青いデッキのフィニッシャー枠

【クリスタル・ドメイン】には大量のインスタント・ソーサリーが入っています。

そのため神秘家がいれば、

ランパンを唱えても鳥。
《稲妻》を撃っても鳥。
ドローしても鳥。
ブリンクしても鳥。

と、普段のゲームプランそのものが飛行クロックへ変換されます。

《部族の炎》《メリアの先導》による直接ダメージとは別方向から勝てるカードとして、1枚採用しています。

この変更は、後の実戦でかなり良い結果を出すことになりました。

デッキリスト

ピン刺し多すぎてリストが長い

ここでは、まだ調整途中のリストです。

実戦を重ねながら、

  • ランパンの枚数
  • 1枚差しのカード
  • サイドボード
  • FF版カードとの兼ね合い

を少しずつ変更していく予定です。

つ づ く

この後リーグで実戦を重ね、《クリスタル・ドメイン》の調整を続けていく予定です。

その結果については、また次の記事でまとめる予定です。

Paupergeddon Summer 2026の「Others」にあったドメインデッキを見て、

「これ、FF14の《新たなる冒険》使えるじゃん」

と思ったところから始まったデッキ。

そこから土地までFF化し、気づけばメインデッキの半分以上がFF仕様になりました。

果たして、この【クリスタル・ドメイン】でどこまで戦えるのか。

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